大切なiPhoneを水没させてしまった時。
復旧させるために大事なのは、応急処置の早さです。
もしも水没させてしまった時、慌てずにしっかり対処出来る様、
応急処置の方法、修理への流れなど。
水没させる前に知っておきたい事をまとめました。
iPhoneの水没修理を専門にやっていたiPopが教える、復旧の確率を少しでも上げる方法です。
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このページでわかること
■iPhoneを水没させてしまった時の応急処置
素早い応急処置で、復旧する確率を少しでも上げましょう。
■水没させる前のバックアップの取り方
万が一、データが消えてもいいようにバックアップをとっておきましょう。
■水没したiPhoneを修理する
修理の値段や、メリット、デメリットを確認しておきましょう。
応急処置の方法
バックアップをとっていないiPhoneが水没してしまった場合、次の二つがiPhoneの運命を分けます。
■初期の応急処置
■修理に持ち込まれるまでの時間
iPhoneを水没させると、皆さんとても慌てます。
トイレに手を突っ込んだなんて話もよく聞きます。
ちょっと汚いですが、でも正解です。
まずはすぐにiPhoneを自ら引き上げる事。
そして落ち着いて下さい。
水没して間もないiPhoneに適切な処置を施せば、復旧する可能性があります。
Appleでの修理を申し込むと、本体交換でデータは消えてしまいます。
「バックアップをとっていない」「データが消えると困ってしまう」という方は、
応急処置を施してから、iPhone 水没修理 でググってみましょう。
周囲の水分を優しく拭き取る
濡れてしまったiPhoneの周囲の水分をタオルなどで優しく拭き取りましょう。
Dockやイヤホンジャックのところ等も丁寧に拭き取って下さい。
決してiPhoneを振らないで下さいね。
iPhoneの外側の見えるところの水分は全て拭き取りましょう。
乾燥剤とジップロックを手にいれる
コンビニ等で売っているせんべいなどのお菓子には、乾燥剤が入っています。
こんなやつ↓

これを三つほど用意しましょう。
もう一つはジップロックです。
これもコンビニで売っています。
こんなやつ↓
ジップロックに乾燥剤とiPhoneを入れる
水没したiPhoneと乾燥剤を一緒にジップロックに入れます。
できればiPhoneをティッシュやタオルで包んで上げましょう。
こんな感じ↓

ここまでの作業を水没から6時間以内に終わらせ、修理に出せば、
9割以上のiPhoneが復旧します。
やってはいけない事
決して電源を入れない
水没からiPhoneを引き上げると電源が切れている事があります。
ついつい「大丈夫かな」と電源を入れてしまいそうになります。
が、絶対に電源は入れないで下さい。
水没から引き上げたiPhoneに電源が入っていた場合は、すぐに切って下さい。
動作確認等もしてはいけません。
iPhoneの内部に少しでも水分が残っていると、重要な基盤をショートさせて破壊してしまう恐れが有ります。
iPhoneの部品の中でもロジックボードと呼ばれる基板は、交換が出来ません。
ロジックボードとはデータ等が入っているメイン基板の事です。
これを交換すると別のiPhoneになってしまうからです。
逆に言えばロジックボードさえ生きていれば、割れていようが潰れていようが修理が可能です。
ですから絶対に電源は入れないで下さい。
振らない
iPhone中の水を出そうとするのか、水没後のiPhoneを振ってしまう方が結構います。
iPhoneの内部は精密機器がぎっしり詰まっています。
振ってもiPhoneの中の水は出てきません。
むしろiPhoneの内部に水分を行き渡らせる事になります。
濡れていなかった部品まで濡れてしまう事になるので、水没したiPhoneは決して振らないで下さい。
真水でない所へ水没した場合
海水やジュース、トイレ、入浴剤の入っているお風呂などへ
iPhoneを水没させてしまった時は、内部の洗浄が必要になります。
上記の応急処置のみでは、後々不具合が発生する可能性が非常に高くなります。
そうなってからでは修理不能な事がほとんどです。
水没したけど動いている場合
「iPhone水没直後は電源が入らなかったが、しばらくしたら動いた」
ってことが良く有ります。
しかし、内部に水分が残っていると、
しばらくたってから不具合が発生する事が有ります。
不具合の原因がロジックボードの損傷の場合は、修理不能となってしまいます。
動いたからと安心せずに修理に出す事をオススメ致します。
バックアップをとっておく
iPhoneが水没した際、復旧しなければ、データが消えてしまいます。
ただ、バックアップをとっておけば、違うiPhoneを用意すれば、中身はそのまま移行できます。
一個前に使っていたiPhoneとか。
万が一水没させてしまった際、復旧するのが一番ですが、保険のための選択肢は多い方がいいです。
64GBモデルでも追加料金無しでiCloudバックアップをする方法
バックアップの取り方については、上記のリンクに詳しくまとめました。
まだバックアップをとっていない方は、この機会にとっておきましょう。
修理の方法を知っておく
選択肢は二つです。
■Apple、Appleの正規代理店で修理する。
■iPhone修理屋さん(非正規)で修理する。
値段や、バックアップの有無から、どちらで修理した方がいいかを比較しました。
ただ、バックアップを取ってあり、Appleケア+に入っている場合。
その場合は比較を見るまでもなく、Appleでの修理がオススメです。
Appleで修理する
こんな人はAppleでの修理を検討してみる
・Appleケア+に入っている
・バックアップをとってある
二つともあてはまる人は、機種により、下記の表の値段で新品のiPhoneと交換出来ます。
バックアップをとってある人は、まずはAppleケア+に入っているかどうか確認してみましょう。
データ復旧の有無
Appleで修理した場合、データは残りません。
本体交換での対応になるので、新品のiPhoneが届きます。
修理料金
Appleケア+に入っている場合、1回につき¥7,800で最大2回まで修理を受けれます。
Appleケア+に入っていない場合は以下の通りです。
機種 /2016/02/14/ 更新 | Applecare+に入っていて、 過失や事故による損傷がある場合 | 保証対象外(DOW) |
---|---|---|
iPhone 6S Plus | ¥11,800(税別) | ¥38,800(税別) |
iPhone 6S | ¥11,800(税別) | ¥34,800(税別) |
iPhone 6 Plus | ¥7,800(税別) | ¥38,800(税別) |
iPhone 6 | ¥7,800(税別) | ¥34,800(税別) |
iPhone 5S、iPhone 5C | ¥7,800(税別) | ¥31,800(税別) |
iPhone 5 | ¥4,400(税別) | ¥31,800(税別) |
iPhone修理屋さん(非正規)で修理する
こんな人はiPhone修理屋さん(非正規)での修理を検討してみる
・Appleケア+に入っていない
・バックアップをとっていない、データが消えたら困る
データ復旧の有無
100%という水没修理は有り得ません。
ただ、上記の応急処置を施してある場合は、多少復旧率は上がります。
修理料金
完全成果報酬のお店と、iPhoneの分解代金もとるお店とあります。
直らなかった場合に無料か、直らなくてもお金がかかるかの違いです。
完全成果報酬のお店は値段設定が高めです。¥12,000〜
分解代金もとるお店は値段設定が低めです。¥5,000〜
もし、大切なデータが入っていてバックアップをとっていない場合は、iPopの人は完全成果報酬のお店がオススメです。
自分でやろうとすると、こんな感じです。オススメしません。
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