この記事を読む前に、強く言っておきたい事が2点ある。
みなさんには、まずこれを約束して欲しい。
1,成人男性しか読まない事
2,iPopの人に対して偏見を持たない事
大事な事なので、一つずつ説明しよう。
成人男性しか読まない事
性的な描写が多々登場し、中には不快に思う女性の方もいるかと思ったため。万が一、女性の方が読む場合には、ノークレームノーリターンでお願いしたい。
iPopの人に対して偏見を持たない事
僕は一般的で健康な成人男性である。何らおかしい事は無い。今回は、みんながあえて口にする事ではないが、誰もが思っている事を代弁している。
この要項を最初に断っておくのは、もしかしたら「あの人頭おかしいんじゃないか」と考えてしまう素人がいたら困ると思ったため。今更付け足しで申し訳ないが、素人の人もお断りだ。何の素人かは想像に任せる。
前置きが長くなったね。ここからはセーフかもしれないし、アウトかもしれない。
このブログのタイトルは「ちょんぼすれすれ」だ。
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博打をやる人であれば、”勝った時に何をするか”。これを考える人は多いはずだ。
勝負の前に考えておく事もあれば、帰り道でふとよぎる事もある。
「美味しいごはんを食べよう」
「パーっと飲みに行こう」
「気になっていた洋服を買おう」
僕の場合、この選択肢に”すけべ”が入る。
「”すけべ”をしに行こう」
すけべとは、すけべの事であり、すけべをする事である。これは帰り道にふとよぎる事が多い。
とある勝った日のお話し。
いわゆる華金。次の日は土曜日で仕事が休み。
つまり朝まで遊んでも次の日には支障が無いため、飲んだくれても、麻雀してもいい日だ。
とある華金、僕は麻雀をしていた。
内容は絶好調。成績はほぼ連帯。
「ツモ!」
「メンタンピン即ツモ三色赤ドラ裏」
「倍満の3枚です」
10本指が折れると、一瞬だけ役を数えるための間が出来る。そんな間が何回かある程ツイていた。
金曜の盛り上がりも落ち着いてくる23時頃、不注意な放銃をした時にラス半を入れた。勝っている時に帰る、これは大事な事。
勝ちに酔いしれながら外に出ると、華金に浮かれた人々の波が押し寄せる。
しかしこちらはもっと浮かれている。それに飲まれる事なく飲み込み、このまま帰るという物足りなさをどう補おうか考えていた。
考えるとは言っても、答えは決まっていた。
しかし、安易にその結論に行き着くのは、訳の分からないプライドが邪魔をする。
頭の中で”すけべ”に行き着くための理由作り、自問自答、一人芝居を繰り返す。
駅に着く頃には答えが出た。
”今日は麻雀で勝ったからすけべに行こう”
なんと愚かでバカなんだろう。
でもそんな事は今はどうでもいい。
スケベに行く事は決まった。
さて、次は何処へ行くかだ。
勝った金額により予算が決まるが、今日は予算は豊富。よほどの高級店でない限り、選択肢は多い。
大きく分類すると、”行くか” ”呼ぶか”
お店に行くのか、自宅やホテルに呼ぶのか。
今回は後者を選んだ。”呼ぶ”にしても、待機場所が有り、範囲が決められている。そこから遠いと、来てはくれるが、追加の交通費を取られる事もある。
もちろん麻雀をしていた街にもスケベはある。しかもいっぱいある。なのに駅まで歩いたのは、行きたい場所があるからだ。
“呼ぶ”場合には、先にホテルに入り部屋番号をお店に伝えると、女の子が来る。簡単なシステムだ。
僕の行こうと思ったお店のコンセプトは、”目隠し”。女の子が、部屋のチャイムを押す瞬間から目隠しをして来る。目の前が見えていない女の子があたふたしてるところを、手を握り誘導する。これが正直ヤバい。
おい、女、子供は見てねーだろーな。
目的地はそこから乗り換えが一回ある。
我々クラスになると、乗り換えまでに女の子を決め、乗り換えのタイミングで、お店に電話する。着いてからではなく、そこまで急ぐのには理由が2つ。
1,時間が遅く、女の子が帰ってしまう可能性がある事
例えば0:00まで出勤の子がいたとして、0:10に入れるなら待っていてくれるケースがある。連絡は早めの方がいい。
2,待機しておいてもらう事により、ホテルに入ってからの待ち時間を短縮する事
この高まりはなるべく抑えておきたい。
乗り換えまでの間にお店のHPを見る。
座席には空席が2〜3ある程度。混んではいないが空いてもいない。僕が座った場所には両隣に人がいた。しかしそんなことを気にしている場合ではない。乗り換えまであと2駅しかないのだから。
パーッと出勤情報に目を通す。
写真は、真実を写すとは限らない。
一度でもそのお店で遊んだ事があれば、何となく写真と実物の”距離感”が分かる。ここはコンセプトこそ最高だけど、”距離感”は否めないお店。
1つ言い忘れていた。このお店は、人妻系だ。つまり、年齢層が高い。 今までは3回中1回が当たりだった。
以前当たりを”ツモった”時は、25歳の子を指名。すると、来た子は22歳と”逆サバ”を読んでいた。口だけではなく、実際に若かった。人妻系のお店であるがゆえに、若い子はHP上の年齢を少し上げられる。
そんな経験から学ぶ愚か者な僕は、34歳のさえさんに目を付けた。細身である事、到着時間にギリギリ間に合う事、他の子は待ち時間が多い事。消去法に近い。
34歳とは、僕よりも9歳年上になる。愚者な僕は、人妻というコンセプト上、また”逆サバ”があるのではないかと考えていた。それは推測というよりも希望だった。
今思い返してみると、非常に愚かだ。
乗り換えのタイミングでお店に電話。現在地、到着予想時間を伝え、さえさんを予約。無事に予約は完了。最後に名前を聞かれる。
「桂木です。」
気付けばこれから乗る電車は最終電車だった。
まるでカンが4回入っているときに、リーチをかけてツモり、裏ドラを開ける前のようなワクワク感。
そんなことは表情には出さず、凛とした顔で電車を乗り換えて目的地のラブホテルへ向かう。
さて、皆さんは一人でラブホテルに入った事があるだろうか。僕はある。カウンターからおばちゃんが顔を出すホテルだと少し緊張するが、ポイントは”しれっと”入る事だ。
大きい繁華街などになると、”デリバリーヘルスを呼ぶため”のようなホテルも存在する。その場合は、女性と同伴でないとチェックアウトが出来ない事が多い。そして回転率は非常に高いので、常に湿気が充満している。しかし作りは安っぽく、値段も安い。1時間で2000円〜3000円といったところ。
今回はそのようなホテルではなく、普通のホテル。皆さんも利用した事のあるホテルを想像してもらって間違いは無いと思う。2時間なんてコースは無く、休憩か宿泊。この時間だと宿泊しか選べず、8000円〜10000円かかる。
例によっておばちゃんが顔を出すカウンターに座っている。でも僕は高まっている。
おばちゃんの前を通り過ぎ、液晶パネルから部屋を選ぼうとすると、満室だった。ここのホテルはここ界隈で1番安いのに、クオリティは高い。華金で高まった男女がいちゃこらしているんだろう。くだらない。
おばちゃんにどれくらいで空くのか聞いてみると、清掃中らしいので、少し待つことにした。
“あら、お一人?”なんて聞かれても、ノータイムでそうですと答える。ここでおどおどしてはいけない。待合室の場所を案内され、煙草でも吸いながら待つことにするかと、そこへ向かう。
ドアはなく、仕切られているそのスペースに入ると、2組のカップルが同じように清掃待ちをしていた。何気ない顔をしてソファに座り、煙草に火を付ける。
1人で待っているのは僕だけだ。
ここで動揺してはいけない。
“あの人これからデリヘル呼ぶんだ〜”
なんて思われていたらどうしよう。素人だとその心は表情や動作に出てしまい、その事がバレる。これにはコツがあるのだが、まるで”コメダのモーニングを待っている人”のような顔をしていればいい。
この2組のカップルが、清掃が終わった部屋で何をするのかは知らない。でも目隠しの用意は無いだろう。”これから僕の方が楽しい事をするんだぞ”という妙な優越感に浸ることによって、その場でのメンタルを保つ。
カップル達が順番に案内されてからようやく声が掛かり、部屋へ入る。
麻雀に勝ち、終電を乗り継ぎ、カウンターのおばちゃんと戯れ、突き刺さるカップル達の視線に耐えた僕にもう怖いものはない。高まりは最高潮。
お店に部屋番号を電話で伝えると、20分程で到着するらしい。この待ち時間こそ1番楽しい時間、”すけべのゴールデンタイム”が始まる。
その間にお風呂にお湯を貯めて、タオルを袋から出し、足ふきマットを敷き、歯ブラシを出す。歯ブラシは袋からは出さずに置いておく。冷蔵庫にあるジュース、お酒の種類を把握し、念のためポットのお湯も沸かしておく。爪が長ければこの時間に切る。
一通り受け入れ体制を整えると、玄関の靴を揃えてジャケットをかける。この時に、支払う金額をピッタリ机に出しておき、財布はベッドの隙間など、見つからない場所に隠しておく。万が一の盗難を避けるためだ。
やる事が全て終わったらテレビを付ける。
ラブホテルのテレビは、民放の他にエッチなチャンネルが映る。 高まった気持ちを更に高めるためにイメージトレーニング。なるべくこれからの自分と重ねて感情移入できる作品がいい。
高まり過ぎないように煙草に火を付ける。ここのホテルに置いてあるライターは綺麗で、火を付ける時にカチッといい音がする。お店のHPで”さえさん”を見返し予習。そろそろ火を消そうか、そんな時にチャイムが鳴った。ゴールデンタイム終了の鐘。その音で僕の股間にカチッと火が付いた。
※ここから先は過激な描写が有りますので、ご注意下さい
※3シャンテンとは、あと3枚でテンパイの事。テンパイからは少し遠い。ここでいうテンパイとは、勃起の事。
結論から言おう。今回の女の子は女の子ではなかった。アイマスクでは隠れないほうれい線。ボサボサの髪。不健康そうな細身。直感が叫ぶ、これは30代ではない。
楽しい時間は終わった。このまま帰す訳にもいかないので、視界が真っ暗なこの女性をベッドまで連れて行く。
本来であれば、ここでトークをすべきだろう時間。役満を放銃したような気分の僕。すけべ心は吹っ飛び、とても喋る気にはなれなかった。会話もせずに長い沈黙の中、何をしているかというと、相手がアイマスクをしているのをいい事に、とびっきりの変顔をしている。
“シャワー浴びますか?”
そう聞かれてハッとした。そうだ、前に進まなければいけない。後ろに道は無いし、相手は前さえ見えていない。
ここのお店は、電話した時にコンセプトの説明が入る。目隠しに関する注意などの説明だが、1つ仕事を課せられる。嬢の体を”猥褻”に洗うということ。
たった一回のツモで手牌が”ガラッと変わる”事がある。10分前までイーシャンテンだった僕のリーチ棒は、3シャンテンまで戻り、ベタオリが濃厚になった。だがしかし、ここで”ガラッと変わる”ツモ”が来た。
おっぱいがでかい
シャワーへ向かう前に、全裸になった嬢のおっぱいを見て2シャンテンに戻すも、帝王切開の痕を見てまたも3シャンテンに戻る。
中々手強い。果たしてテンパイ出来るのだろうか。親のドラポンを受けている中、僕の手牌は(ちんこのこと)追いつくのだろうか。
目隠しをした嬢をエスコートし、お風呂へ向かう。その途中びっくりした出来事が1つ。段差の場所や、部屋の間取りを体で覚えている事。ホテルの名前と部屋番号で、大体の間取りが分かるのだろう。これは大ベテランの”技”だ。
なるほどなと感心しながら浴室へ。せっかく貯めておいたお風呂は、後で一人で入ろう。とても今一緒に入れるテンションではない。シャワーからお湯を出し、湯加減を調整する。
“熱くないですか?”
この台詞を使うのは、美容師と、風俗嬢と、変顔をしている僕くらいだろう。実はエスコートしている時から、また変顔をしている。
湯加減はオッケー。ボディソープを手に取り、嬢の体を上から順に洗っていく。いくらシャンテン数が下がろうと、電話の向こうのお兄さんと約束した。”わいせつ”に洗うと。
肩の次はもうおっぱい。”猥褻”に洗おうとすると、ここで異変に気付く。
おっぱいが柔らかくない
そんな訳は無い。おっぱいは柔らかい。これはおっぱいだ。自分に言い聞かせながら揉む。
「揉んだら柔らかくなるんじゃないか、そうだこれはみかんなんだ!」
おかしくなってきた頭はそんな事を考え始める。ちなみにみかんは揉むと甘くなる。
「分かるかな?シリコンなんだよね」
ピピーピピーピピーピピー!!!
キュインキュインキュイーーン!!!
バリンバリンバリン!!!!!
ドドドドドドドド!!!
ガッシャーン!!ガッシャーン!!
そんな音が僕の頭に響いた。もう闘える気がしない。結局お兄さんとの約束は守れず、嬢の手にボディソープを出して、自分で洗ってもらった。ごめんね、お兄さん。
用意しておいたタオルで体を拭いて、いざ戦場まで嬢をエスコートする。もう後戻りは出来ない。覚悟を決めて一歩一歩踏みしめる。変顔をしながら。
ベッドまで来た。しかしこのままでは、テンパイしそうもない僕。嬢はベットの隅に座っている。外部の応援は期待できないので、今ここにある物で僕が何とかしなくてはいけない。
まず試してみたのは、テレビを付ける事。さっきまでのイメージトレーニングの続きだ。テレビが付いた瞬間、嬢がその音に驚いてビクッとした。2シャンテンになる。
相手が目隠しをしているという状況は特殊だ。向こうは何も見えないけど、こっちからは全てが見える。普段は恥ずかしいから電気を消す人も、相手が目隠しをしていれば明るくても良い。それもこの店の”ウリ”だった。
だが敢えて僕は逆をいった。部屋を真っ暗にしたのだ。結果的にこの作戦はうまくいく。暗くなった部屋にテレビの音だけが響き、1シャンテンに。
あと1枚。あと1枚が遠い。麻雀でも同じように苦しい時間はある。何か出来ることはないか。中々答えが出ない時には、逆転の発想をするとうまくいく事がある。
「その目隠し、僕が付けていい?」
僕はコンセプトをひっくり返した。
ベテランということは、責めるのが非常に上手い可能性がある。そこに賭けた。 嬢はビックリしながらも、意外とノリノリですぐに渡してくれた。
目隠しを付けてみると、思ってた以上に真っ暗だ。本当に何も見えない。五感のうち、視覚を奪われると他の感覚が冴え渡る。テレビから流れる”喘ぎ声”は聴覚を刺激し、シャワーを浴びたばかりの体からするボディソープの匂いは嗅覚を刺激する。
そして嬢が僕の触覚を刺激した時、ようやくテンパイを果たした。
全裸で目隠しをするのは、実は2回目だ。前回は”逆夜這い”のお店だった。この話は長くなるので割愛するが、男性が目隠しをして女の子を待つ、”そういうお店”だった。分かって行ったものの、目隠しをする事は僕の性に合わず、すぐにとってしまった。
それから二度と”目隠しは自分でするまい”と思っていた僕が目隠しを欲した。これは敵の強さを表している。ここまで煮詰まった状況は、まるでリーチ合戦。お互いに手牌を変えることの出来ないめくりあい。
“借りてきた猫”のようにおとなしかった嬢は、人が変わったかのように僕を責める。僕の脳内では、先程ホテルのTVに写っていた可愛いショートカットの子に責められている。実際に誰が責めているのかは、真っ暗なので分からない。
いつもと違う事をしているのが楽しいのだろうか。嬢の責めは変な方向にエスカレートする。どこで覚えたのかと思わせるような”言葉責め”。内容も中学生みたいだ。
“亀の甲より年の功”
仕事でも麻雀でも大事な事。もちろんすけべでも。これを疎かにすると、痛い目を見る。それを重々承知している僕は、棒読みの”言葉責め”を甘んじて受ける。
“声出していいんだよ” 嬢が言った。
対局中に声を出したことが無い僕は戸惑った。声を出すとは、どのようにすればいいのか。考えても分からない。
そんな戸惑っている様子を、恥ずかしがってるかと勘違いしたのか。僕のリーチ棒を上下にツモ切りしながら、もう一度同じ事を大きい声で言う。
「ほら、声出してぇぇえぇええぇぇええ」
怖い。これは何か声を発しなければいけない。勇気を振り絞って僕は声を出す。
目の前が真っ暗なまま、僕は果てた。
事が終わり目隠しを外すと、目の前には”よく出来ました”と言わんばかりに、にっこりと笑ったおばちゃんがいた。誰だこの人。可愛いショートカットの子はどこだ。探してみるとテレビの中にいた。ちくしょう。
そして雑談タイム。しかし男は果てた後に賢者になる。今なら麻雀で熱くなる事も無い。仕事終わりに麻雀をしてからここまで来ている僕は、心身共に疲れていて会話を楽しむ気にはなれなかった。
「いくつなの〜?」
くだらない質問が来た。自分の年を答えてから、恐る恐る嬢の年を聞いてみる。
「いくつに見える?」
くだらない返しが来た。違うとは思いながらも、HPに書いてあった34歳と答える。
「私ね、30代じゃないよ」
もう返す言葉も無かった。40代後半らしい。もう相手は目隠しはしていないにも関わらず、僕は変顔をしていた。
“年齢詐称、シリコン、帝王切開”
役を数えるための間は無い。倍満だ。こんなに嬉しくない倍満も珍しい。ちくしょう。あと一本折れれば数え役満まであった。危ない。くそったれ。
最後のシャワーは一人で浴びてもらい、僕は笑顔を作れないまま帰ってもらった。その後一人でお風呂に入る。涙は出てこない。長い一日が終わった。
何度思った事だろう、もう二度と”すけべ”には来ないと。1ヶ月もすると、嫌な思い出は全て消し去る自分が憎い。なんと愚かでバカなんだろう。でもそんな事、今はどうでもいい。
結局1人ホテルで一晩過ごした。疲れていたので、チェックアウトの10時まであと時刻はギリギリ。でも今日は休みなので後は家に帰るだけ。衣服を身に付け、部屋内でのチェックアウト。もう帰りはおばちゃんの顔を見なくても済む。
エレベーターで1階まで降りようとすると、途中で止まる。嫌な予感は的中。扉が開くと、待合室で出くわしたカップルに遭遇。まだ僕は一人のまま。気を使って”どうぞ”なんて言ってきやがったので、紳士に会釈をする。ばかやろうが。
敗北感を噛みしめながら外に出ると、休日の雰囲気と共に華金の”残飯”達の波が押し寄せる。押し返す気力も無く、飲み込まれながら帰りの電車に乗る。
次は”すけべ”に行こうと思って麻雀をするのか、勝ったときにふとよぎるのか。愚かな僕はまた振り出しに戻り、歴史を繰り返す。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 文句あんのか。