初めて裏カジノに行った時のお話

こんにちは、iPopの人です。

寝起きにニュースサイトを回ってたらこんな記事を見ました。

[sanko href=”https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07151345/” title=”ラスベガスで破産した「京大卒ギャンブル系YouTuber」の告白「借金はポーカーで返します!」” site=”デイリー新潮”]

バカラって怖い。正確に言えば怖いのは博打、ギャンブル。その中で単純で難しくて、手っ取り早いのがバカラ。これで完全に破滅した人間を3人見てきた。

裏カジノって簡単には入れないイメージだけど、きっかけがあれば誰でも入れるしハマれる。その3人の職業は不動産屋の息子、大企業のサラリーマン、トラックの運ちゃん。

これらの人を見てきて共通しているのは、全財産を失ってからが本当の博打。そして沼。
無い金を集めるために、詰まってしまった人間はロクな事を考えない。考えられない。

大王製紙の社長の本。まだ続編は読んでないけど、ハマった人間は負けても大体懲りてない。

僕はバカラにハマらなくて良かったとつくづく思う。一歩間違えればハマってた。前置きが長くなったけど、そんな僕の初めてのバカラ。

当時18歳。通信の高校に通いながら、今働いている雀荘で、まだアルバイトだった時。オーナーがバカラ好きで、お客さんと一緒に卓が割れてから遊びに行くなんて事がよくあった。

僕はまだフリー麻雀歴も半年くらい。やっと給料が少し残った時に、それを軍資金に社会勉強で連れてってもらう事になった。オーナーとお客さんと、僕は10万円を握りしめて横浜へ。

初めて行ったのは、バカラテーブルが1台しかない小さい箱。
下で店の人間に電話をすると、エレベーターに乗れと言われ、乗り込んでから階のボタンを押さずに待っていると勝手にエレベーターがカジノの階へ。中からボタンを押しても、”その階には止まりません”と言われるようになっていて、店の中からエレベーターを呼べば止まる。そのために他の階のお客さんと被らないよう、監視カメラや下に立っている黒服がタイミングを見計らう。そんなカラクリもよく分かっていなかったから、映画みたいだなとまずは感動。

ドアは二重で、厳重な鉄の扉。
入ると、会員登録(?)的なものが必要で、身分証の提示が必須。当時は免許を持ってなかったから、保険証でなんとか遊べる事に。

卓につくと、客は僕らだけ。今考えればそんなテーブルで打つのなんて。。って思うけど、当時はこんなVIP待遇なんだ、カジノってやばいなって思ってた。

まずは握りしめていた10万円をチップに変えて、1万円チップが10枚手元に来る。そこからカラーチェンジ(両替)をしてもらって、千円チップが10枚。

罫線の紙をもらうも、よく分からない。とりあえずバンカーかプレイヤーにチップを置けばいいという事だけ知っていた。

少し様子を見てろと言われたものの、張りたくてしょうがない僕。カードのシャッフルが終わると、オープンゲームという誰も張れないゲームを一回挟むんだけど、そこでバンカーに1万円チップを置く僕。困惑するディーラーを横目に、とりあえずオーナーに怒られる。

そこからプレイヤーとバンカーのどちらかに張るこのゲームが始まる。結論から言うと、10万円を何回かに分けて張ったけど、一回も取れなかった

ああ、僕はこのゲーム向いてないんだ

こうして僕はバカラにはハマらなかった。たまーに行く事もあるけど、裏カジノって大体が飯とか酒とかタバコとか無料でくれるから、たまーに誰かに着いて行って飯食って酒飲んでタバコもらって、ちょっと遊んで帰るみたいな感じ。勝ちも負けも金額を決めて、そこでパッと帰るのがいいです。あれは長く遊ぶもんじゃない。

パチンコとか麻雀でも一緒だけど、ハマってしまった時の青天井ぶりが半端ないのがバカラ。
勝ちも負けも早いバカラは死ぬのも早いので、これからやってみたいっていう人は用法容量を守って正しく遊びましょう。

バカラで痛い目に遇っている人を見ると、僕は10万円で済んでよかったなぁとしみじみ思います。あと、これは一応フィクションです。

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ここまで読んでくれたそこのあなた!是非この機会に、本棚に追加してやってください。