シンガポールへ行ってきたので、海外での通信方法や設定についてまとめたよ!

こんにちは、iPopの人です。
仕事でシンガポールに行って来ました。
今回、現地での通信方法については社長に丸投げされたので、調べた事と実際に現地での通信や設定の方法などを、細かくまとめました。

まず出発前に考えた選択肢はこの四つ。

データ通信の選択肢
1・Appleシムを使う
2・キャリア(ソフトバンク)で通信する
3・空港でポケットWi-Fiを借りる
4・現地でプリペイドのシムカードを買う

今回は、1と2を使いました。
Appleシムは、こちらの記事で使ったものがありました。 当時は対応していなかったシンガポールが対応したみたいです。 ただし、iPadでしか使えないので注意。

3のポケットWi-Fiは、安くて簡単かもしれませんが、通信速度が不安なのでやめました。持ち歩くデバイスが増えるのも嫌だし。

料金の比較や設定方法、通信速度など、詳しく説明していきます。シンガポール以外の国でも、おおよその手順は同じです。状況によって使い分けてみて下さい。

これから海外に行くのに通信方法で悩んでいる方へ、結論から申し上げます。

1人で通信料が少ないのであれば、
プリペイド式のAppleシム

1人だけどデータ通信料が多い、または2人以上の場合
定額の、キャリアの海外プラン

が推奨です。理由は下記参照です。
使い方が決まっていたり、海外でのiPhoneの設定方法だけ見たい方は目次から飛んで下さい。
この記事は、データ通信のみのお話しです。音声通話はまた別になるので注意。

今回のシンガポールでの使い方

2泊4日、4人での旅でした。各使用デバイスはこちら。

 僕・iPhone7、iPad mini4
社長・iPad Air
先輩・iPhoneSE、iPad mini2
後輩・iPhone6

3月の3連休を利用し、金曜の夜に飛び立ち、土曜の朝着。月曜のお昼の飛行機で帰ってきました。基本的には全員一緒の行動。離れるのはホテルのみ。

海外での通信が必要なのは三日間。こういう感じになりました。

1日目

現地時間、朝7時に到着。このまま夜まで予定はみっちり。

Appleシムにて会社経費で500MB購入。iPad Airに入れてみんなでテザリング。
夕方頃、容量を使い切り500MB追加購入。
夜、容量の残量は300MB程。

2日目

僕個人の、iPhoneのソフトバンク海外パケット定額で、みんなでテザリング。

3日目

お昼の飛行機で日本へ帰国。Wi-Fiが無いのは、ホテルから空港までの間なので、Appleシムの残りを使う。
ちなみにチャンギ空港にはWi-Fiが飛んでいます。設定方法は最後の方に書いておきます。

最初はAppleシムで3日間乗り切ろうと思っていましたが、予想以上にペースが早く、TL33のポケモンGOヘビーユーザーの僕としては少し肩身が狭くなり、2日目はソフトバンクの定額プランを使う事にしました。サニーゴ捕まえなきゃいけないし。

シンガポールにてサニーゴの影

両方使ってみて思ったのは、やっぱり定額は気が楽です。しかもAppleSIMより通信速度が早い。何よりテザリングの手間が無い(僕発信だから)のは快適でした。

人数が増えれば増えるほど、誰かがキャリアの使い放題プランを使い、テザリングで分け与えるのが良い方法かと思います。

それでは各種設定や料金です。

AppleSIMを使う場合

まずはAppleSIMを購入しましょう。これはAppleStoreでしか買えません、¥600です。転売品がAmazonにも出ていますが、少し割高です。

そもそも、AppleSIMとは何かというお話しから。

AppleSIMって何?

iPad用のSIMカードです。対応機種はiPadAir2以降のセルラー版iPadで使えます。残念ながらiPhoneは対応していません。

現地から、iPad上で契約が簡潔するプリペイドSIMみたいなものと思って下さい。
世界各地、140以上の国と地域で使えます。

契約は現地のAppleと提携している通信会社。クレジット払いで、容量は決められているので、使いすぎて高額請求される心配もありません。

9.7インチiPadProからは、最初から内臓されています。そのことから、AppleSIMを主流にしていきたいAppleの思惑が伺えます。

今回は、AppleSIMを差したiPadから、テザリングで他のデバイスへ接続して使いました。

もしiPadが無いけど、プリペイドSIMを使いたい場合はこれがおススメ。

AppleSIMでの提携先にもある、「GIGSKY」のプリペイドSIMです。設定方法なんかはGIGSKYのHPから。
ただ、SIMフリー端末でしか使えないので注意。

料金プラン

通常よりは少し高いです。

シンガポールでのプランはこちら。

500MB1GB3GB
$59.99$109.99289.99

アクティベートしてから、30日間使えます。

メールやLINEのチェック、SNSの更新くらいの最低限しか使っていなければ、一週間くらい持つのではないのでしょうか。

少々割高でも、余計な手間を省きたい人にはもってこいです。もしくは通信費が、経費で落とせる人とか。。

設定方法

設定を開くとまずはAppleSIMを読み込みます。

読み込みが終わると、使えるキャリアが出て来ます。シンガポールでは「AlwaysOnline」と「GigSky」の二社です。

比べてみても、あまり遜色はありませんでした。
今回は、「AlwaysOnline」を使用します。
選択すると、プランが表示されます

選んだのは、500MBで$59.99のプラン。

選択すると、会員情報を入れる画面に切り替わります。
アカウントを持っていない場合は、左下のRegister herから新規登録。

支払いはクレジットカード払いになります。
カード情報、メールアドレスなどを入力します。

入力が終わると、確認画面へ。

「PLACE ORDER」をタップ。

これで設定はおしまい、もう使えます。

左上のキャリアが「AlwaysOnline」になっていれば完了です。

データ残量、残日数の確認

設定→モバイルデータ通信から
”AlwaysOnlineアカウントの管理”をタップ。
(画像では「GigSkyアカウントを管理…」となってます)

すると、使用量、残量、残日数が表示されます。

データの買い足し

上記のアカウントの管理画面から、「BUY MORE DATA」をタップ。
するとまたプランの選択へ。

先ほど登録したメールアドレス、パスワードを入力。

確認画面。

完了です。

通信速度

テザリングしたiPhoneで測ってみました。

速くもないけど遅すぎもない。使っていて不便はありませんでした。

キャリアの海外プランを使う場合

こっちの方がオススメ。使用制限が無く、シンガポールでは速度も早かったです。詳しくはこれから説明します。

Softbank、au、docomoの三社共、料金プラン。いくら使っても同じ料金ですが、裏を返せば、使わなくても同じ料金です。

長期滞在では月に約10万円と非常に高額になります。こちらはいわゆる”パケ死”する可能性があるので、設定には注意。

料金プラン

各キャリアのプラン名です。

Softbank

海外パケットし放題
24.4Mバイトまで  1,980円/日
25Mバイト以上なら 2,980円/日

申し込み不要でそのまま使えます。

au

海外ダブル定額(4G LTE)
24.4Mバイトまで  1,980円/日
25Mバイト以上なら 2,980円/日

「LTE NET」または「LTE NET for DATA」に加入しなければ使えません。

Docomo

海外パケ・ホーダイ
24.4Mバイトまで  1,980円/日
25Mバイト以上なら 2,980円/日

国内の「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「FOMA定額データプラン」「パケットパック」のいずれか、および「WORLD WING」をご契約されている必要があります。

国にもよりますが、Docomoには「海外1dayパケ」というサービスもありました。
詳しくは「海外1dayパケ」のページへ。

設定方法

Softbankの場合

設定→キャリア

この自動をオフ。現地で対応しているキャリアを選択します。これを間違えると、高額請求になりかねません。

ソフトバンクの、シンガポール提携事業者の一覧はこちら。

事業者表示名
M1SGP-M1/M1/525003
SingTel MobileSingTel/525001
StarhubSTARHUB/525005

僕は SingTel Mobile社を使いました。

その他の国の提携事業者一覧はこちらから。

Docomo・auの場合

auの場合、データチャージというオプション(無料)への加入後、設定が必要です。
auの設定方法はこちらから

Docomoの場合、「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「FOMA定額データプラン」「パケットパック」のいずれか、および「WORLD WING」に加入していれば、設定は不要です。
Docomoの設定方法はこちらから。

通信速度

現地で測った速度がこちら。
早くて快適でした。

チャンギ空港のフリーWi-Fi

総合的評価ランキングが世界で第1位というチャンギ国際空港。フリーWiFiも完備です。

設定→WiFiから「#WiFi@Changi」を選択。

接続には認証用のワンタイムパスが必要です。こちらに電話番号を入力します。

Country Codeには、日本の「+81」を入力。
Mobile Numberには、自分の電話番号を入力。090や080から、11桁入れればOKです。

すると入力した番号に、SMSでワンタイムパスが届きます。

こちらの画面にワンタイムパスを入力。

これで完了です。

速度

そんなに早くないです。無料なので文句言わない。

チャンギ空港でサニーゴゲット!

フリーWi-Fiを使って、空港でサニーゴゲット!

番外編・羽田空港でポケットWi-Fiを借りる

空港でポケットWi-Fiを借りるという手段もあります。羽田空港だと、国際線ターミナル3階出発ロビーに受付があります。ネットでの予約も可能。

こちらのイモトWi-Fi。一番安い3G Wi-Fiプランでシンガポールだと、1日¥980の定額制。4Gだと、1日¥1,480。

一台借りれば、みんなで共有する事が出来るので、設定が不安だったり、人数が多かったりしたらいいかもしれません。

詳しくは海外WiFiレンタルならイモトのWiFiのHPへ。

まとめ

さて、シンガポールでモバイルデータ通信を使う方法でした。金額を気にしなければキャリアの定額が一番!国内と同じ感覚で使えました。早いし。

AppleSIMはやはり便利です。ただ、現時点では割高過ぎるような気はします。経費でなければ選ばない選択肢。って言ったら怒られそうだけど。

でもこれから先の未来、各国の通信会社が参入し、価格競争になって通信はますます楽になっていくのではないかと勝手に期待しています。

それまで、次回はポケットWiFiのレンタルも有りなのかなと思ってもみたり。価格の安さはやはり魅力的。

しかし最高だったぜシンガポール。本記事は、再度シンガポールへ行くための備忘録とすることにします。